桜 妹尾美里

東京では、
桜、綺麗に咲いてます。
昼間に、近所の公園をぶらぶら歩きながら、
のんびり桜見物をしている今日このごろです。
桜といえば、おもいだす曲が、
妹尾美里さんの《ファンタジー・イン・サクラ》。
「和」のテイストを感じさせつつも、
どこか攻撃的なウッドベースのリフ。
まるで邦画のワンシーンを観ているような、
ノスタルジックな旋律。
ラストの粒立ちの美しいピアノの高音部で
ポロリ〜ン、ポロリ〜ン!と奏でられる旋律は、
まるで、ひらひらと舞う桜の花びらのようです。
儚いんだけど情熱的。
この季節、失恋した時に聴いたら、
永遠に立ち直れないじゃないかと思うくらい、
ドラマチックすぎるぐらいベタな楽曲なんですが、
ベタな感触に陥る前の「寸止め」が効いているのは、
一にも二にも、芯が強い、美しいピアノの音色にあるのでしょう。
一人センチメンタルな気分に浸りたい方には、
妹尾美里さんの『ローズバッド』収録の
《ファンタジー・イン・サクラ》をおすすめします!
ローズバッド
ローズバッド
▼収録曲
1.Butterfly
2.You Are Always In My Heart
3.Rosebud
4.Flora
5.Inspire
6.Luna
7.Camellia
8.Fantasy in SAKURA
9.MU
10.Marron Glace

ウディ・ショウ ソング・オブ・ソングス

ジョージ・ケイブルスの幻惑エレピが
ムズムズ気持ちよく脳みそと下半身をくすぐる
《ラヴ:フォー・ザ・ワン・ユー・キャント・ハヴ》が良し!
ウディ・ショウ、2枚目のリーダー作、
『ソング・オブ・ソングス』。
真面目に熱い!
直球ストレートなど根性ジャズ、
そして、ブラックな濃さがムンムンな
熱血ジャズをご堪能あれ!
Song of SongsSong of Songs

ピアニスト松本茜さんのピアノのタッチ

どんな楽器でも、やっぱり、音価や、微妙なアーティキュレーションの違いだけで、同じ内容に弾かれた旋律も、野暮ったくもなるし、カッコ良くもなるものです。

あと、演奏者が持つ「リズム感」の違いでも、ずいぶんと、楽曲に吹き込まれる生命力は変わってきますね。

ミュージシャンが引いている内容(フレーズ)や、切り口(バップ、モード、フリー、リハーモナイズ、アレンジ……など)などに注目して鑑賞することは、たしかにジャズを聴く楽しみの一つではありますが、それ以前に、楽器を演奏する人がもっとも注力するであろう音のニュアンス、音色などの側面に、もっと耳を傾けると、さらにジャズ(に限らずクラシックなどもそうですが)鑑賞が楽しくなってくると思います。

ピアノって、同じ楽器でも、演奏者が違うだけで、同じピアノを演奏していても、まったく違った楽器に聞こえてしまうから不思議です。

ホレス・シルヴァーに、ホレス・パーラン、バド・パウエルからハービー・ニコルス、アンドリュー・ヒルもルディ・ヴァン・ゲルダースタジオのピアノを弾いていたんですからね(それぞれ、みな違うピアノの音に聞こえる)。

さて、最近のピアニストでは、スピード感あふれるシャープな音色のピアニストが多いなか、私は、松本茜さんのタッチと音色が私は好きなんですね。

非常に音が安定していて、少なくとも上滑りすることがほとんどありません(デビューアルバムでは、多少上滑り箇所アリですが)。

よーく耳を傾けると、一音一音を大切に弾いていることがとてもよくわかるピアノの音色なのです。

▼詳しくはこちらをどうぞ!
ジャズピアニスト・松本茜のピアノの「タッチ」にもっと注目しよう!

個人的オススメアルバムは『プレイング・ニューヨーク』。

プレイング・ニューヨーク
プレイング・ニューヨーク

オリジナルナンバーは、ホッとするような安心感を得られますが、それを裏付けるのが、彼女のピアノが持つ安定感なのです。