進化成長止まらない!松本茜の『オー・レディー・ビー・グッド』

昨年末に発売されたピアニスト・松本茜さんの新作『オー・レディ・ビー・グッド』。
新しいアルバムが発表されるたびに、表現のダイナミズムの振幅が広くなっていく感じがし、少しずつ着実に進化していく感じがします。
とくに、ここ最近ではスピード感がシャープに研ぎ澄まされていく感じがしてグー。
たとえば冒頭のガーシュウィン作曲の《オー・レディー・ビー・グッド》では、テンポチェンジをした瞬間に滑り出すピアノの優美なスピード感なんか、かっちょいいですし、アルバムの目玉曲のひとつ《バイ・バイ・ブラックバード》では、前半、後半のテーマともに、ドラムとの抜群のコンビネーションでユニークなメロディの造型処理をしています。
しかも、ギミックくささを感じさせないところが良いですね。
Aメロがペダルアプローチかつ和声がほんのりマッコイテイストなのは、まあお約束というか典型的なアプローチなのかもしれませんが、アドリブの滑り出しと展開が、やはりデビュー当時の演奏と比べると格段に成長している感じがします(もちろん、デビューアルバムの『フィニアスに恋して』も素晴らしい演奏ですが)。
個人的にはダメロンの《タッズ・ディライト》や、《バークリースクエアのナイチンゲール》がお勧めナンバーです。
もちろん原曲が好きだということもありますが、その原曲の歌わせ方が良いのですよ。
▼収録曲
1.Oh, Lady Be Good (G.Gershwin)
2.I love you (C.Porter)
3.Contact (A.Matsumoto)
4.Pleiades (A.Matsumoto)
5.Tadd’s Delight (T.Dameron)
6.A Queen Of The Night (A.Matsumoto)
7.Bye Bye Blackbird (R.Henderson)
8.A Nightingale Sang In Berkeley Square (M.Sherwin)
記:2020/02/06

>>ピアニスト松本茜さんのピアノのタッチ

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