ヴィブラフォンも演奏したアリス・コルトレーン

ジョン・コルトレーンと結婚する前のアリス・コルトレーン(アリス・マクロード)は、ピアニストとして様々なバンドのサイドマン(ウーマン)として活躍していました。
そのひとつにヴィブラフォン奏者 テリー・ギブスのバンドがありました。
このバンドのライヴの目玉に《トゥー・ヴァイブス》というナンバーがあり、2台のヴィブラフォンの掛け合いでショーを盛り上げるというものがありました。
この曲を演奏する際は、ピアニストがヴィブラフォンを弾く(叩く)わけですが、アリスは、他のピアニストよりも上手にヴィブラフォンの演奏ができたようで、重宝されたようです。
1963年の夏、「バードランド」にこのバンドが出演していた時、コルトレーンのバンドも対バンで出演していました。
アリスの素晴らしいヴィブラフォンの演奏に感心したコルトレーンは休憩時間に「君がヴィブラフォンが出来るとは思わなかった」と彼女に話しかけます。
2人はすでに、何度かパーティなどで会っており挨拶を交わす程度の面識はあり、互いになんとなんとなく気になる存在だったようです。
アリスは、「あなたは私のことを知らなすぎなのよ」と返したところ、コルトレーンは「わかった、これからは君のことを何でも知ってる人間になるよ」と言ったそうです。
3年後、コルトレーンはネイマ(ナイーマ)と離婚し、アリスとメキシコのフォーレスで結婚式を挙げました。
ちなみに、コルトレーンと結婚する前のアリスも既婚者で、娘もいました(名前はミシェル)。
コルトレーンとアリスはバツイチ同士の再婚だったわけです。
アリス・コルトレーンはピアノのほか、ハープ(琴)を弾くことは有名ですが、ヴィブラフォン(鉄琴)を弾けたということはあまり知られていません。
日本語でいう「琴」がつく楽器が得意だったというのも面白いですね。
記:2020/02/11

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