マイルスを「卵の殻の上を歩く男」と評した男

マイルス・デイヴィスの繊細なバラード表現に対して有名な形容として「卵の殻の上を歩く男」という言葉が有名だ。

これは、ブルーノートの1502番の『マイルス・デイヴィス(マイルス・デイヴィス・オールスターズ)vol.2』のライナーノーツで評論家のレナード・フェザーが記したことで有名になった。


マイルス・デイヴィス・オールスターズ Vol.2

じつは、このフレーズを考えたのは、フェザーではなく、ジャズ評論家でピアニストもあったバリー・ウラノフによるもの。

彼は『スワーン』誌や『メトロノーム』誌のスタッフもしていたことがある。

フェザーは彼の言葉を引用し、ライナーに書き、有名になった。

ちなみに、このアルバムに収録されているバラードは、《アイ・ウェイテット・フォー・ユー》や《イット・ネヴァー・エンタード・マイ・マインド》だ。

本当に素晴らしいバラード表現で、雄弁さとは真逆をいく、少し訥々とした表現は、マイルスにしか出せない境地だといえる。

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