酩酊スピリチュアル風味。ロイド・マクニールの『アシャ』

ちょっとエコーがかかり気味のフルートと、バックのハッスル、ハッスルなリズムが微妙な懐かしさを呼び起こす『アシャ』。
黒人フルート奏者、ロイド・マクニールのファーストアルバムです。
録音は1969年。
なるほど、なんだか昔の映画やテレビをプレイバックしているかのように感じるのは、時代の空気が音にこびりついているからなのかな?
マッコイ、あるいはハロルド・メイバーンを甘口にしたようなジーン・ラッシュのピアノと、常に硬い低音を堅持するスティーヴ・ノヴォースのベース、パワフルなエリック・グラヴァットのドラム。
基本、肉厚モリモリなリズムセクションなんだけれども、グサグサエッジが立ったものではなく、抒情的な甘口メロディをパワフルに奏でるマクニールのフルートと、ある時は鼓舞し、ある時はやわらかく溶け合っています。
酩酊気分にクラりひょん。
ある意味、ドロシー・アシュビーや、アリス・コルトレーンの酩酊スピリチュアル(?)にも通じる心地よさがありますね。
▼収録曲
1. Asha
2. As a Matter of Fact
3. Two-Third’s Pleasure
4. Dig Where Dat’s at!
5. St. Margarets’s Church
6. Effervescene
7. Warmth of a Sunny Day
記:2020/02/19

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