放送第27回 チェット・ベイカー特集(2)

今回のチェット・ベイカー特集。
TOKUさんのセレクトで、ジェリー・マリガン・カルテットの《マイ・ファニー・バレンタイン》をかけましたが、じつは私、ベイカー在籍時のマリガン・カルテット、結構好きなんですよ。
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管楽器のピアノレスという編成が好きだということもあるのですが、ベイカーとマリガンの音色のコンビネーションがすごく好き。
溶け合いつつも、両者が立っているという不思議な共存バランス。
TOKUさんがかけた、

も、もちろん素晴らしいと思います。
私の場合はですが、
「この二人のアンサンブルは相当なものだぞ!」と感じているのは、アニー・ロスの歌伴ですね。

このアルバムのヴォーカルのバックの編成もピアノレス。
しかし、コード楽器がないことによって感じる違和感はない。
トランペットとバリトンサックスの絶妙なコンビネーションがアニーの歌をやわらかく彩っているのです。
放送ではかけませんでしたが、是非この音源、耳を通してみてください。
もっとも、前半のトランペットはアート・ファーマーなので注意。
後半のチェット参加の《スイングしなければ意味がない》がなんといっても素晴らしい歌唱、演奏です。