重たく、マッタリ。このアルバムに魅せられっぱなしの私。

もう何日会社に泊まり仕事をしていたのだろう、曜日の感覚が全然なくて、あらら、もう金曜日?明日は休日?しかも、雪らしいぞ。で、ようやく、本日の夕方仕事終了。青山一丁目に行き、次は渋谷の街をブラつく。 iPodのボリュームを最大にして、超大好きなミッシェル・ンデゲオチェロの『ピース・ビヨンド・パッション』を聴く私。

雑踏の中、この重くてストイックなソウルを聴きながら歩くと、「ああ、オレってなんてカッコいいんだろう」と、かなりナルシスティックな気分にひたれマス。

ほんと、私、このアルバム好きです。

同列に並べるのもどうかとは思うけれども、ンデゲオチェロを聴くようになってから、プリンスはほとんど聴かなくなってしまった。プリンスよりもンデゲオチェロのほうが音楽的に優れているとか、そういうわけではなくて、単に気分、好みの問題。

実験精神を持ちながらも、最終的には、どの曲もキャッチーなテイストに満ちた作品に落とし込むプリンスの作品は、かならず、優しく、甘い。とてもスィートなんだ。
このテイストと対極なのが、フランス国籍の女性黒人ヴォーカル&ベーシストのミッシェル・ンデゲオチェロ。
彼女のサウンドは、どこまでもまったりと重く、限りなくビターだ。
『ビター』というアルバムも出しているから、というわけではないが、その1つ前のアルバム、『ピース・ビヨンド・パッション』も、ものすごくバネのある、眩暈がするほど、とてつもないグルーヴを生み出しながらも、アルバム全体に漂うムードはビター、としかいいようがない。
禁欲的ですらある。
もう数年前から私はこのアルバムの魅力にやられっぱなし。一時期聞いていない時期もあったが、最近思い出したように聴いたら、再びハマッた。
たぶん、この種のテイストのソウルが一番私の身体にはシックリくるのだろう。現代最高のソウル(ファンク)ミュージックと言いきってしまってもイイぐらい。
あらゆる意味で、ブラックミュージックのひとつの到達点と言っても過言ではないほど。彼女の使用ベースはフェンダーのオールドのジャズベース。
いいじゃないの、いいじゃないの。
しかも張っている弦は、フラットワウンド。
滅茶苦茶イイじゃないですか。
身体が裏返ってしまうんじゃないかと思うほどのノリは、このモッコリ&マッタリした音色で奏でられているのだ。ベース好きにはたまらない音色とセンスあるラインがこれでもかとばかりに繰り出されるのだ。
ヴォーカルも素晴らしい。低音気味な甘い声色の素晴らしさといったら。ベースを弾かず、ヴォーカルだけでも、滅茶苦茶スゴい歌手として脚光を浴びていたころだろう。
ミッシェル・ンデゲオチェロ。舌を噛みそうな名前だが、是非是非、この名を覚え、ショップで見つけてみて欲しい。
お子様には分からない、大人の深みのあるソウルがこのアルバムには漲っている。

Chales Mingus『Change One』

ジョージ・アダムスがテナーサックス、ドン・プーレンがピアノで参加していた時代の、ミンガス・グループの痛快な1枚。

聴きやすい内容で、血沸き肉踊るサウンド!

Changes One [Import, From US] / Charles Mingus (CD - 2000)
Amazon⇒Changes One/Charles Mingus
誰もに聴いて欲しい、力強く骨太な音楽です。
▼収録曲
1. Remember Rockefeller At Attica
2. Sue’s Changes
3. Devil Blues
4. Duke Ellington’s Sound Of Love

もうちょいで2005年もさよならですね。

今年もあっという間に過ぎてしまいました。
とはいえ、
さきほど、今年撮影したデジカメの画像を整理していたら、
結構、いろんなところに行き、いろんなことをやったんだな、とも感じました。
ま、仕事や遊びはさておいて、
執筆活動といえば、
夏より、邱永漢氏のサイト『ハイハイQさんQさんですよ』に
週3回のペースでの連載をいただいたことが
個人的には大きな出来事でしたね。
ノーギャラで書いていますが、原稿の量がたまれば、
いずれは書籍化の可能性もあるかもしれないので(ないかもしれないけれども)、頑張って書
いています。
書籍といえば、春に出版された中経出版の
『さわりで覚えるジャズの名曲選25 No.2』の何本かに原稿を書かせていただきました。
この本の原稿依頼があったのが、
ちょうどアメリカ出張の直前。
締め切りが、アメリカからの帰国直後。
だから、出張中、仕事が終わったホテルで深夜一人で黙々とパソコンのキーを叩いていましたが、このとき
の淋しさも、今となっては良い思い出です。
そうそう、中経出版の『さわりで覚える』シリーズといえば、
来年にはヴォーカルバージョンが発売されます。
発売日は未定ですが、この本にも何本か原稿を書かせていただきました。
普段はインスト中心にジャズを聴いている方も、
この本を片手に、ヴォーカルの世
界を覗いてみてはいかがでしょうか?
というわけで、来年も宜しくお願いいたします。
来年は、かねてから長期で立てていた目標のいくつかが(うまくいけば)達成できる年になりそうです。
ここ数年の私は、意図的に“守り”の姿勢でいましたが、
来年は少しだけ“攻め”のモードにはいります。
本格的な“攻め”モードは、おそらくは再来年ごろになるとは思うのですが、とりあえず、ここ3~4年の間に、おとなしく蓄えてきた基礎体力を少しだけ発揮できる年になるんじゃないかと思います。
というわけで、来年も宜しくお願いいたします(二度目)。