ヤンシー・キョロシーのピアノ

一聴、オーソドックスに感じるかもしれませんが、
聴けば聴くほど、
なんかヘン。
そのヘンさが気持ち良くなってくる。
ヤンシー・キョロシーのピアノは、
なかなかユニークです。
ルーマニア出身、
ドイツに亡命、
そして亡命中のレコーディングした
『アイデンティフィケーション』。
久々に聴いて、
「イイね♪」とニヤリとしてしまいました。
オリジナル曲の《アイデンティフィケーション》が
もっとも彼の個性が出ている演奏ではありますが、
むしろ、さまざまなジャズマンが演奏する、
《オール・ザ・シングス・ユー・アー》のような
スタンダードナンバーのほうにも、
じんわりとユニークな個性が表出しています。
アイデンティフィケーション
アイデンティフィケーション
▼収録曲
1. オール・ザ・シングス・ユー・アー
2. バイ・バイ・ブラックバード
3. ソロウ
4. 星影のステラ
5. アイデンティフィケーション
6. 捧ぐるは愛のみ
7. アイム・オン・マイ・ウェイ
8. サヴォイでストンプ
▼レビューはこちらです。
アイデンティフィケーション/ヤンシー・キョロシー

中山康樹氏 死去

『マイルス自伝』の翻訳、
『スウィングジャーナル』誌の編集長、
『マイルスを聴け!』の著者。
その他、多くのジャズ本、音楽本を世に放った
音楽評論家の中山康樹氏がお亡くなりになられました。
謹んで冥福をお祈りいたします。
久々に『マイルスを聴け!』を読み返してみよう。
とはいえ、個人的には、径書房時代に出版されていた
「ver.1」ば一番好きなんですけど、
弟か後輩にあげちゃったので、今手元にないのが残念です。
径書房時代の初版と、
それ以降のバージョンとでは、
文体や文章の内容がけっこう違うのですよ。
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たとえば、『カインド・オブ・ブルー』のレビューも、
最初の出だしの文章は、
「アートである。ブレイキーではない。」
から始まっているんですが、
ver.2以降は、「ブレイキーではない」という言葉がカットされていたりするんですね。
それぐらい、私は中山さんの『マイルスを聴け!』を読み込んでいたのですよ。
バージョンが新しくなるたびに、
少しずつ真面目なテイストになってきているのも、
仕方ないかなーとは思って読んでましたが、
やっぱり一番最初のバージョンが
一番ハッチャケていて好きだったな。
▼こちらが最初のバージョン

マイルスを聴け!!

マイルスを聴け!!

  • 作者: 中山康樹
  • 出版社/メーカー: 径書房
  • 発売日: 1992/05
  • メディア: 単行本

▼こちらがver.8

マイルスを聴け!〈Version8〉 (双葉文庫)

マイルスを聴け!〈Version8〉 (双葉文庫)

  • 作者: 中山 康樹
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2008/09
  • メディア: 文庫

フィーリン・ザ・スピリット グラント・グリーン

東京は今日の昼ごろから
雪が積もるという天気予報でしたが、
今のところ、
まだ積もっていません。
そのかわり、
めちゃ寒いです。
寒さで、どうしても身体が固まってきてしまっているような感じ。
ほぐさないと、
血行をよくしないと。
てことで、グラント・グリーンの『フィーリン・ザ・スピリット』。
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《ジェリコの戦い》を初めとした、
古い黒人霊歌、ゴスペルを中心に選曲。
肉厚かつハッピーなフィーリングになれる演奏を聴いて、
身も心もマッサージ!
暖かくなりましょう。
フィーリン・ザ・スピリット+1
フィーリン・ザ・スピリット+1
▼レビューはこちらです。
フィーリン・ザ・スピリット/グラント・グリーン
それでも、物足りない、
まだまだヌルいぜ!という人は、
『ライヴ・アット・ザ・ライト・ハウス』でしょうね。
Live at the Lighthouse
Live at the Lighthouse
▼レビューはこちらです。
ライヴ・アット・ザ・ライトハウス/グラント・グリーン